信頼できる情報源を自分で見つける
癌(がん)について正確な知識がほとんどなかったので、ゼロから調べ始めました。がんを治すため、信用できる情報や判断基準が欲しかったです。
私にとっては、インターネット(特にYoutube)と本がすべての情報源でした。
ご承知のように、医療に関しては、リアルでもインターネットでも様々な異なる見解が溢れています。どれを信用すれば良いのか、素人の私は明確は判断基準を持っていませんでした。
ただ、ステージ4の私には迷っている時間的余裕がありませんでした。自分の心や価値観と照らし合わせて、懸命に取捨選択をしました。
医師からの情報
病気になると、私たちは医者の意見を求めます。専門家ですから、それは当然です。しかし、医療従事者というのは、立場や経験値で見解がくい違うことがあり、医師といえども、知識や向上心に個人差があります。
私は、医療業界のしがらみにとらわれない医師の情報を信用することにしました。
👤 主治医(公立の総合病院)
前立腺がんなので、主治医は泌尿器科です。診断と治療で私を寛解まで導いてくれて、本当に感謝しています。
入院3日目に、治療方法についての説明がありました。抗がん剤と使う、使わない両方の選択肢があるとのことでした。慎重に考えて「抗がん剤は使用したくありません」と伝えました。
主治医はその私の希望に沿った治療をしてくれました。がんマーカー(PSA)の値が正常値以下に下がったら、ホルモン治療と飲み薬の強度を下げる提案もしてくれました。
「もし、治療に関してHIROさんの希望がある場合は聞かせください。医師の立場から悪い影響があると思うこと以外は尊重します。」と言ってくれました。柔軟性があり、私の質問に対してもちゃんと答えてくれる医師ですので、思ったことは伝えることにしています。
YouTube
👤 医師(YouTuber)
YouTubeで医療関係者のチャンネルをたくさん観ました。私が得た情報のほとんどはYouTubeからです。
YouTubeをやっている医師が結構多いことがわかりました。その中で私は以下の基準でチャンネルを選びました。
①自分のフィーリングと合う人を選ぶ。
②自分の売名や認知拡大のためにやってそうな医師は避ける。
③論理性があり、エビデンスとなる文献や研究結果を紹介している。
④曖昧な解説や想像で説明をしていると感じる医師は避ける。(結構多い)
いろいろ観た中で、私は以下のYouTubeチャンネルをよく観ていました。本当に多くの情報をもらい、実践しました。感謝しています。
👉 がん情報チャンネル(外科医・佐藤氏)
https://www.youtube.com/@norihiro_sato
👉 Dr Ishiguro(医師・石黒成治氏)
https://www.youtube.com/@DrIshiguro
食事、栄養素、生活習慣などの抗がん作用についての情報を発信していますので、よろしければ参考にしてください。
👤 栄養士(YouTuber)
栄養士さんが発信する情報は頼りになります。純粋に栄養素が病気に与える影響を語る方が多いからです。医師とは違い、ニュートラルな立場だからでしょうか。
単に栄養素の関する知識だけでなく、どんな病気に効果が見込めるかという視点で実践的な解説ができるという理由で以下のYouTubeチャンネルをよく観ていました。
👉 栄養チャンネル Nobunaga
https://www.youtube.com/@Nobunaga
がん細胞やミトコンドリアの説明は大いに参考になり、私の食事管理の大きなプラスをもたらしてくれました。ありがとうございます。
👤 癌(がん)患者さんの発信
癌(がん)患者のYouTube動画は一番食い入るように観てしまいます。自分と同じ苦しみを持つ人が懸命に自分の癌のことを話しているのを聞くと、やはり入り込みます。
なかなか病状が回復せず、転移や再発を報告している動画は、観ていてかなりつらく、最後まで観れないこともあります。
ライター
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がんサバイバーHIRO
1965年生まれ/男性 2024年12月に59歳で前立腺がん(ステージ4)が見つかったが、3か月後に寛解。自分の体験談を参考にしてもらおうとメディア運営することを決断しました。治療、症状の経過、検査結果などを公開しています。

