癌（がん）の正体

それまで「がん」や「がん細胞」について詳しく知りませんでした。ずっと健康でしたから。

自分がステージ4の癌だとわかり、感情的に受け入れるのに数日かかりました。

不安と恐怖で心はグラグラしていましたが、同時に「病気に立ち向かいたい」という気持ちも湧きました。

そうすると、「がんって何なんだろう？」と、これから向き合う相手のことを知りたくなりました。

YouTubeでがん細胞の解説動画を観て学びました。

がん細胞の説明では、だいたい「ミトコンドリア」の話が出てきます。なんか聞いたことあるけど、全く詳細は知らない謎の物体。「解糖系」という言葉も出てきて、さらに謎でした。

でも、これを理解しないと立ち向かえないと思い、基礎的な知識を学びました。すべてYouTubeからです。YouTubeよ、ありがとう。

がん細胞と正常細胞の違いがわかると、何をしたらいいかが徐々に見えてきて、希望を感じはじめました。「呼吸」と「栄養素」でがん細胞をやっつけることができるのでは？と思い、具体的な方法を一気に調べることになります。

詳しいことは別の記事で書きます。

癌だとわかった時、意外と冷静でした。信じたくない気持ちがある半面で、事実がわかった清々しさ（？）みたいな不思議な感覚だったのを覚えています。

全身の骨に転移していると言われ、直前のCTでは肺に無数の小さながん細胞があると言われたのを思い出すと、「ああ、俺はこのまま死ぬんだな」って思いました。命の終わりは神様が決めると思っているので、その時が来たのなら抗えないと感じていました。

何とも表現しがたい不思議な心理状態で過ごしていましたが、ネット記事である本のことを読み、気持ちが変わりました。本の名前は憶えていないのですが、「癌は【変わりなさい】というメッセージである」という内容でした。それまでの生き方、考え方、生活習慣から変わる必要性を教えてくれているというすごくインパクトのある内容に心を打たれました。

「諦めて受け入れるしかない」という感情から、「まだやれることがある」という抵抗力みたいなものに変化していきました。これまでの自分を振り返って、確かに変わらないといけないことだらけだと思い、頑張ってみたいという強い意欲が湧いてきました。

癌は自分自身だと思います。

自分の生き方や心の状態を映し出したものではないかと感じます。15年とか20年とか長期に渡って、それを自分の肉体にそれを宿した結果が「癌」なのでしょう。

癌細胞は全ての人に1日あたり約5000個生まれているそうです。免疫機能がそれをやっつけているから癌にはならないのです。
癌細胞を抑制できない一因に免疫力不足があります。免疫力が低下する原因にはストレスや食事などがあるので、まさに自分の生き方が反映されたものと言えます。

癌の正体は「自分」だ。

それがわかれば、あとは自分次第。自分が変われば癌細胞も変わる（死滅する）かもしれない。そう思ってすぐに自分にできることを見つけて、開始しました。詳しくは別の記事で書きます。